なでしこジャパンMF滝川結女(25=新潟)が、ニューヒロイン候補に名乗りを上げた。A代表初招集の滝川は9日、台湾との東アジアE―1選手権(韓国)の初戦に先発。4―0で勝った試合の前半25分、こぼれ球を押し込んでデビュー戦で初得点をマークした。

 所属の新潟では2024―25年シーズンに8ゴールを挙げ、得点ランキングは3位だった中、初代表でもしっかり持ち味を発揮した。「シュート本数は1本だけだったけど、しっかりこぼれ球を詰められて決め切れたのは評価していいかなと思う」。追加招集でつかんだチャンスをしっかりものにした。

 なでしこの新戦力は11年ドイツ女子W杯優勝メンバーのDF熊谷紗希(34=ロンドン・シティー)ら数々の名選手を輩出した女子サッカー界の名門・常盤木学園高(宮城)出身。2020年から新潟でプレーし、同W杯で優勝を経験した元なでしこジャパンMF川澄奈穂美(39)から薫陶を受ける。

 その大先輩は、後輩のなでしこ初得点受けて自身のX(旧ツイッター)で「こぼれ球クイーンが決めた」と祝福。滝川は「そうですよね。WEリーグの方ではそう言われているし、新潟の方でも言われてるので、私らしいかな」と笑みを浮かべた。

 A代表定着へ向けては、海外組を含めた競争に勝たなければならない。「一番は結果。まだまだ課題はあるので、そこを追い込んでいけば上が見えてくると思う」。所属クラブの地元では〝新発田のアイドル〟と呼ばれるが、今後の活躍でご当地から全国区へと駆け上がっていけるか。