崖っぷちの地域リーグ最終戦で力尽きた――。明治安田J1百年構想リーグ西の福岡は23日の神戸戦(ベススタ)に0―1で敗れ、7勝11敗の勝ち点21で地域リーグラウンドを終了。午後7時開始の京都―長崎戦の結果次第では、最下位転落の可能性も残す厳しい状況となった。

 序盤は福岡ペースだった。FW藤本一輝が個人技で局面を打開し、5試合ぶり先発となったMF山脇樺織も積極的に仕掛けた。前半24分には山脇が豪快なボレー弾。だが、VARでMF見木友哉のハンドが確認され、幻の先制点となった。

 山脇は試合後「取り消されると思ってなかった。悔しいですけど、そこで入らなかったのが、今の自分を表してる気がする」と唇をかみ「もっと結果につなげたい」と語った。

 嫌な流れは前半アディショナルタイム5分に現実となる。ロングスローの流れから、DFマテウス・トゥーレルに頭で押し込まれた。

 塚原真也監督は「前半最後のプレーが全てを物語っている」と振り返り「2、3メートルの寄せが弱くなった瞬間に対角へ入れられた。細かいところを詰めていかないといけない」と課題を指摘。「神戸さんは細かいところがしっかりしていた。90分のマネジメントができていた」と首位チームとの差も認めた。

 今季の福岡はPK戦勝利こそ多かった一方、90分勝利の少なさが課題となっている。見木も「ちょっとした隙が多いのかなと思う」と現状を分析。「どの順位にせよ、勝つしかない。次はホームなので、しっかり勝つことが大事」と語った。

 後半は福岡も反撃したが、最後まで神戸ゴールを破れなかった。約2か月ぶりに復帰したDF湯澤聖人も途中出場。塚原監督は「もう2試合(プレーオフラウンド)あるので、しっかり勝って終わりたい」と前を向いた。