鯉将の〝親心〟は実るか。セ2位の広島は8日から本拠地・マツダスタジアムで首位・阪神との3連戦に臨む。
6・5ゲーム差を追う中で重要な首位対決となるが、新井貴浩監督(48)はチーム全体の体調管理にも余念がない。広島地方はすでに梅雨明けし、連日の30度超え。特にナイトゲームでは試合前練習と日中の暑さが最も厳しくなる時間帯が重なるため、ひと工夫凝らしている。
屋外で行われる野手のフリー打撃にはスタメン組と控え組の「2部制」を導入。先発組は午後2時以降の全体練習中に行うが、控えメンバーはそれ以前の時間帯に前倒し。全体練習中は室内に移動し、各自がそれぞれの課題に取り組めるようにした。また、控え組の早出練習は全体練習と同じ「5分×4セット」を継続し、練習の順番を組み替えながらスイング量を保っている。
打撃練習を〝分散〟させた意図について、新井監督は「夏はどこも暑いけど、セの球場では広島は、さらに暑くなるからね。体力を温存できる時は温存しながら。スタメンで出ない選手は、早めに来て、早めに試合前の量を打って(室内に)あがりましょうと」と打ち明ける。
さらに、このアイデアは選手の体調だけを気遣ったものではなかった。
「選手がいる限り、裏方さんは付き合わないといけないでしょ? となると、早出から外に出ずっぱりになることもある。バッピ(打撃投手)の方やティーを上げる人も、こうすればずっと外にいることがなくなる。一度は室内に引っ込むことができる」(新井監督)
プレーするのは選手だが、裏方スタッフの支えがなければ成り立たない。日ごろから「家族一丸」というスローガン掲げる新井監督らしい心配りといえる。厳しさを増す酷暑の中、チーム力を落とさず逆転Vを目指す。












