新日本プロレス6日の後楽園ホール大会で、IWGPジュニアヘビー級王者のエル・デスペラードが「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア(BOSJ)」覇者の藤田晃生(22)の挑戦を退け、7度目の防衛に成功した。

 王者と覇者のジュニア頂上決戦は、一歩も譲らない大激闘となった。序盤から藤田の左足に集中砲火を浴びせたデスペラードだったが、自身は左腕へのダメージを積み重ねられていく。

 デスペラードはマフラーホールドから執ようにヌメロ・ドスを狙ったが、これを切り返されて腕十字固めに捕獲される。高度な技の読み合い、押さえ込みの応酬からネ申スペシャル(変型チンロック)で捕らえられ、窮地に陥った。

 それでもレッグラリアートをキャッチすると、左足にグラウンドドラゴンスクリューを発射し、形勢逆転。藤田のアームロックを逃れると、最後は変型ヌメロ・ドスでギブアップを奪ってみせた。

変型ヌメロ・ドスで藤田晃生(下)を仕留めたデスペラード
変型ヌメロ・ドスで藤田晃生(下)を仕留めたデスペラード

 BOSJ覇者の藤田は、6月9日大阪城ホール大会で挑戦していれば史上最年少でのIWGPジュニア王座奪取のチャンスもあった。しかし、互いに100%集中した状態で戦うために、BOSJ前から決定済みだったデスペラードと葛西純の試合(6月24日、後楽園)の後に挑戦することを決断。デスペラードが葛西を撃破し、V6に成功したことで、今回の頂上対決が実現する運びとなっていた。

 こうした経緯からデスペラードは「待たせたな、藤田。ありがとうな。お前がBOSJ取った勢いのまんま挑戦してきてくれる。新日本のファンもそれを求めていただろう。俺のワガママだけなのに、お前が(早期挑戦を)見送ってくれたから葛西さんと10年後の約束までできた。お前のおかげだ、ありがとう」と感謝の言葉を口に。

「キャリアがどうだとか年齢がどうだとか言いたかねえけど、キャリアがある方が、まあ基本的に引き出しが多いわけじゃん? でもお前はな、お前のキャリアじゃ到底そんなとこにたどり着けねえんだよ。お前はすげえよ」と史上最年少でBOSJを制した藤田を称えた。

 その上で「次、いつ来るんだよ? ただ、俺は待たねえからな。DOUKIのことも俺は待たなかった。次かかってくる人間のことを俺は100%見るから。どうしても俺から(ベルトを)取りてえってんだったら、必死こいて腕磨いて来い。じゃあな」と発破をかける一幕も。

 バックステージでも「テメエが俺のこと大嫌いになるまで、何べんでも叩き潰して。その時これ(ベルト)があるかどうかは分からん。来いよ。楽しもうぜ、プロレスを」と、再戦を心待ちにしている様子だった。