陸上男子110メートル障害で日本記録保持者の泉谷駿介(住友電工)は〝二刀流〟での世界切符奪取に意欲を見せた。

 9月の世界選手権の代表選考会を兼ねた日本選手権(4~6日、国立競技場)は110メートル障害と走り幅跳びの2種目にエントリー。3日に都内で行われた前日会見では「目標はもちろん優勝で、2種目で代表を勝ち取りたい」と強気の姿勢をのぞかせた。

 110メートル障害では2023年世界選手権で5位入賞。日本屈指の実力を誇るが、泉谷以外にも2選手が世界選手権の参加標準記録(13秒27)を突破している。激戦が予想される中でも、泉谷は「(2種目への挑戦は)単純に自分がやりたいからやっているという気持ちが大きい。自分にしかできないことを追求して、その目標に向かって頑張りたい」と決意を示した。

 冬季練習で練習量を増やし、体力強化で自身の土台の底上げに取り組んだ。日本選手権に向けては110メートル障害を主軸に練習を積み重ねたという。「大会3日間を乗り越えられる練習を積んできている。1日ずつ全力でやり切りたい」。記録については「あまり気にしていないが、ハードルは13秒0~1秒台、幅跳びは(参加)標準記録突破(8メートル27)」と宣言。異例の挑戦を成功させるためにも、まずは日本選手権で結果を残したいところだ。