日本陸連は27日、世界選手権(9月、東京)の代表選考を兼ねた日本選手権(7月4~6日、国立競技場)のエントリーリスト確定版を発表した。

 女子短距離で100、200、400メートルにエントリーしていたフロレス・アリエ(日体大)は、100、200メートルをキャンセル。本命種目の400メートルのみの出場となった。

 フロレスの父はペルーと日本、母はペルーとイタリアにルーツを持つ。自身は静岡・浜松市出身で高校2年時の全国高校総体(インターハイ)で6位入賞。ところが高校3年時は体重管理に苦戦したことで、一時はタイムが1分台にまで落ちるも、日体大進学後に再び頭角を現した。

 5月に行われた静岡国際の400メートルでは日本記録を上回る51秒71をマークして優勝。当時はペルー国籍だったため日本記録とはならなかった。その後の取材で「日本国籍がほしい」と語っていた中で、日本国籍を取得したと18日付けの官報で告示された。日本選手権の出場には日本国籍の取得が必要だったが、1つの壁をクリアをしていた。

 また女子やり投げでパリ五輪金メダルの北口榛花(JAL)が出場をキャンセル。メディカルチェックの結果、右肘内側上顆炎(じょうかえん)と診断されたことを所属先が明かしていた。男子5000メートルでパリ五輪代表の太田智樹(トヨタ自動車)も出場を見送った。