新日本プロレス23日の後楽園大会で『G1クライマックス』Bブロック出場者決定戦が行われ、STRONG無差別級王者の石井智宏(49)がドリラ・モロニー(28)に敗北し、真夏の祭典への切符を逃した。

 団体が管理するシングル王者にもかかわらず、石井は発表済みのG1エントリー選手16人の枠から漏れる憂き目にあった。残るチャンスは最後の4枠をかけた、この一発勝負のシングルマッチだけだった。

 対戦するモロニーは5月の米国・オンタリオ大会で王座を防衛している相手だ。序盤はチョップ合戦に負け、リング中央でキックの嵐を受けるなど、劣勢に。しかし、会場の声援に応えて大きく吠えた石井は、ブレーンバスターでモロニーを引っこ抜き、流れをつかむ。

 石井の荒々しいファイトは続き、パイルドライバーで突き刺されながらもすぐさま立ち上がり、渾身のジャーマンで対抗。意地を見せつける。このまま勝利をつかむかに思えたが、粘るモロニーにスピアーを連発されて形勢逆転を許す。最後はドリラ・キラー(変型ドライバー)の連発で、マットに沈んだ。

 試合後、石井はノーコメントでバックステージを去った。STRONG無差別級、IWGPタッグ(パートナーはタイチ)の2冠王者がG1の舞台に駒を進めない衝撃の結末となった。