あのころの俺がDOOMしてしまうかも…。全日本プロレス18日の後楽園大会で、3冠ヘビー級王者の斉藤ジュン(38)が鈴木秀樹(45)を下しV5に成功した。ところが試合後、恒例の〝甘い物もぐもぐタイム〟で本田竜輝(25)にフィナンシェを横取りされて激高し制裁を予告。まさかの極悪ユニット「ブードゥー・マーダーズ(VM)」時代のラフファイトに回帰する可能性まで示唆した。
その声は怒りに震えていた。事件が起きたのは5度目の防衛に成功した直後だ。鈴木を激闘の末にダイイングライト2連発で蹴り抜き3カウント。そこに登場した青柳優馬とデイビーボーイ・スミスJr.から挑戦表明を受けると「2人で戦って勝った方が俺とベルトをかけて戦うのはどうだ?」と提案し、王者権限で挑戦者決定戦の開催を決めた。
そして満を持して「甘い物の時間だ。お前らもそれが見たくて来たんだろ?」と満面の笑みでスタッフに用意していたお菓子のフィナンシェを持ってくるように促した。ところが、そこにフィナンシェを持った本田が登場。あろうことか目の前で王者の好物をほおばりながら挑戦を求めると、残るフィナンシェも強奪して観客に配ってしまった。
ある意味でこの日一番の見せ場を台無しにされたジュンが怒るのも無理はない。昨年も同様の手口で世界タッグの挑戦を認めて倒し「もう俺はスイーツ泥棒を辞める!」と言わせた本田の1年ぶり2度目のお菓子泥棒に怒髪天をつく表情で「こうなったら、青柳、スミスは関係ない。まずはお前から叩き潰してやる!」とDOOMを予告した。
その後、鬼の形相で取材に応じたジュンは「俺はとにかく、甘いものを取られることが一番嫌いなんだ。それを知っているからレイでも俺の甘いものを無断で食べることはない。本田だけは絶対に許せない…」と質問を待つまでもなく話し始める。さらに「去年の言葉もウソだった。俺はウソをつくやつが嫌いなんだ! 約束は守らなきゃダメだろ!」と怒りが過熱。その上で「そもそもアイツはいつもうるさいから嫌なんだ。俺は静かなのが好きで趣味もお散歩だし。とにかく許せない」。〝坊主憎けりゃ袈裟まで憎い〟とはこのことだろう。
さらに「だめだ。俺はこの怒りを抑え切る自信がない。制裁だ…。潰してやる…」と震える。甘い食い物の恨みとはかくも恐ろしいものなのか。かつてVMに所属し、凶器やマーダーバッグなどを使ったラフファイトで悪行ざんまいだった過去を持つジュンは「このままだとVMのころの俺が出てしまうかもしれない。でも仕方ないな。そうなったとしても、悪いのは本田だ…。DOOM…」と不気味に話した。
風雲急を告げるV6戦は血で血を洗う戦いになってしまうのか…。












