メジャー通算541本塁打で米野球殿堂入りしているレッドソックスのレジェンドで特別アシスタントを務めているデビッド・オルティス氏が、ラファエル・ディバース内野手(28)の電撃トレードについて「いい結果にはならないと分かっていた」などと言及している。米スポーツサイトのアスレチックが16日(日本時間17日)に伝えた。
15日(同16日)、レッドソックスはヤンキースを2―0で下した後、遠征先のシアトルへ向かうためバスで出発。すると、まもなくしてディバースは1対4のトレードでジャイアンツへ移籍すると報じられ、ボストンのローガン空港から一人でフェンウェイ・パークに戻った。
16歳でマイナー契約した生え抜きの三塁手は2024年から10年総額3億1350万ドル(約455億円)の大型契約を結び、生涯レッドソックスを心から喜んでいた。しかし今季、アストロズからFAで三塁手のブレグマンを、本人に何の相談なく獲得したところから両者の溝が深まることになる。当初は難色を示していたDHへの転向を受け入れた。一塁手のカサスが左ヒザを負傷して今季絶望となると一塁への転向を打診されると拒否した。
オルティス氏は「春季キャンプではただ打つことだけを求められていたのに、今になって急に一塁に転向させようとするなんて。それには時間がかかるんだ」とディバースを擁護するような発言をしていたが、トレードによる放出という事態を受けこう語った。
「ある時点で、球団が全選手に対して権力を持っていることに気づかなければならない。彼らは選手の起用も、トレードも、解雇することもできる。若い選手にとって理解するのが難しいこともある。しかし、彼らは何でも好きなようにできる力を持っている。自分がコントロールできるのは、フィールドの上で何をするかだけ」
その上で「私とレッドソックスの関係が全てバラ色だったと思っているのか? 辛い時期もあった。(中略)だが、どんなに素晴らしい家族でも、兄弟でも、そういうことは起こるもの。問題を解決し、前に進むには、成熟した心が必要なんだ」と自身の経験を話すと、こう続けた。
「レッドソックスがすべて正しいと言っているわけではない。しかし、球団の判断を甘んじて受け入れるべき。球団は球団の評判を落としたいわけではなく、時には説明の機会さえ与えられないような、(移籍に関する)良い動きを目指すこともある」
いずれにしろディバースは新天地で打倒ドジャースを目指す。












