ドジャース・佐々木朗希投手(23)の今後が見通せなくなってきた。

 右肩のインピンジメント症候群で5月中旬から15日間の負傷者リストに入ったが、投球練習を再開させる見込みは一向に立たず、13日(同14日)からはキャッチボールもしていなかった。デーブ・ロバーツ監督(52)は15日(同16日)のジャイアンツ戦前に「今季はいない前提と考えることがフェアだと思う」と発言。佐々木を戦力としてカウントせず、今後のシーズンを戦う考えを示した。

 日本のロッテ時代には史上最年少で完全試合を達成するなど、輝かしい実績を残してきた。そのポテンシャルは誰もが認めるところで、昨オフにMLB移籍を目指した際は一躍移籍市場の目玉の一人となった。ただ、常に付いて回ったのが「耐久性」。故障や不調などで先発ローテーションを1年間フルに回った経験がなく、「中5日での登板が当たり前のメジャーで通用するのか」といった疑問が付きまとった。

 そして加入したドジャースでは開幕ローテに名を連ねながら8試合の登板で体が悲鳴を上げた。イニング数は34回1/3にとどまり、1勝1敗、防御率4・72。米メディア「FANSIDED」は「ドジャースが将来のエース候補をもう少し辛抱強く育てていれば、この故障や復帰の遅れは避けられたかもしれない」と指摘した。

 離脱前の最終登板となった5月9日(同10日)のダイヤモンドバックス戦は中5日での登板だった。ここでも日本時代に見せた160キロ超の剛速球は見る影もなく、5回途中5失点でマウンドを降りていた。同メディアは「ドジャースが犯し得る最悪なことは、キャリアの初期に酷使して彼のポテンシャルを台なしにすることだ。彼はまだ23歳で先発登板が8試合ということは、まだ長いイニングを投げる先発投手としての準備ができていない証拠だ。それはそれで構わないが、ドジャースにはもう少し忍耐が必要だ」と断罪した。

 20球団にも上った争奪戦の末、ドジャースに身を置いた令和の怪物は復活できるのか。