がんで闘病中のみちのくプロレス・フジタ〝Jr〟ハヤト(38)が13日、高橋ヒロム(新日本プロレス)&拳王(ノア)とリング上での再会を約束した。

 ハヤトは2018年にがんを告白し、つらい闘病生活を乗り越え2022年に復帰。復帰後には東北ジュニアヘビー級王座やGLEATのLIDET UWF王座を戴冠するなど活躍した。だが、24年にがんが再発し、治療のため同年1月4日の新日本東京ドーム大会にサプライズ参戦した試合を最後に欠場に入った。

 この日の東京・後楽園ホール大会は、団体のコミッショナーとして大会をプロデュース。メインイベントでは盟友のヒロムがタッグマッチで勝利を収め、大会を盛り上げた。その試合後、事件は起こった。

 メインイベント終了後、コスチューム姿でリングに現れたハヤトは「本当は今日、この格好で試合がしたかった。ちょっとどこまでできるかわからないけど、3分でいいので俺と殴り合ってもらえませんか?」とヒロムに一騎打ちを提案。

 会場は騒然としたが、ヒロムから「いろんな意見なんてクソくらえだ。やろうぜ」と快諾され、急きょ3分間のエキシビションマッチが実現した。大「ハヤトコール」が巻き起こる中、試合開始のゴングが鳴ると、ヒロムに強烈なエルボーを見舞った。

 すると、ヒロムから超強烈な逆水平チョップを返されてもん絶。それでも立ち上がると、ヒロムとチョップ合戦を繰り広げ、頭突きを炸裂させた。最後にはこん身のミドルキックを放ち倒れ込むと、3分時間切れ引き分けのゴングが鳴った。

 試合後にマイクを持ったハヤトは「僕がこのリングに上がること、俺は試合をしてる側だったら、ふざけんなって思ってると思います。俺なんかが上がっていいリングじゃないってことも、自分で分かってます。しんどくてしんどくて仕方がない。でも、試合を見てると悔しい」と唇をかみしめた。

 その上で「でも、今日試合をして思った。やっぱ俺はレスラーだって。俺の試合を見るイコールケガ人を見送ることみたいなふうに思ってるヤツら、大丈夫。フジダ〝Jr〟ハヤトはそんなに弱くない。そして、もうやめるなんて言わねえ」と言い切った。

 そして対戦したヒロム、この日トークショーで再会したかつてのライバル拳王を見つめると「必ず戻ってきて、高橋ヒロムを絶対超える。そして解説席にいる真っ赤な金髪のカッコいいヤツ、俺とシングルで蹴り合おう」とリングでの再会を誓った。最後には「俺は絶対に帰ってくる!」と絶叫しファンに約束した。