中日は8日のロッテ戦(バンテリン)に3―0で同一カード3連勝。交流戦最初のソフトバンク戦で3タテを食らいながら、すぐにリカバリーできたことで井上一樹監督(53)は「3連敗の後の3連勝で(交流戦)五分に戻したのはすごく大きいです」と手応えを感じている。

 ロッテをスイープした立役者といえるのが、チーム最年長の大島洋平外野手(39)だ。6月に入ってから出場機会がなかった大島だが、7日のロッテ戦でスタメン出場すると3安打と打ちまくってサヨナラ勝利に貢献。この日の試合も第1打席で右前打を放つと、7回の守備では二死二塁から藤原の左前打をバックホームして二走・高部を本塁タッチアウト。攻守にわたって存在感を発揮した。

 大ベテランの活躍はチーム全体に活気を与えている。この日の試合で7回に決勝犠飛を放った田中が「僕より動いている感じがあります。刺激にもなりますし、負けてられないという気持ちになります。一番経験のある方なので何でも聞いて吸収していきたいと思います」と言えば、8回に貴重なタイムリーで追加点をもたらしたブライトも「さすがだなというか技術もとんでもない。正直、出れば打つというのはみんなも分かっている。試合出場も間が空いたと思うんですけど、出ればすごいですし僕もそうなりたいです」。外野のレギュラー争いをしている大島から大きな刺激を受けている。

「何よりケガをしないところがすごい。(試合に入る前の)準備の仕方を若い選手がどう思うか。あの準備力を見習ってほしい」と森野打撃コーチもべた褒め。今年11月で不惑を迎える大ベテランはその背中でチームを引っ張っている。