新日本プロレスのIWGP女子王座を保持する女子プロレス「スターダム」の朱里(36)が、王者として悲壮な決意を明かした。4月27日の横浜大会で岩谷麻優を破り同王座を初戴冠。6月6日(日本時間7日)に出場が決定していた英団体「EVE」ロンドン大会で、アレックス・ウィンザーを初防衛戦で迎え撃つ。念願の同王座を手にした朱里が描く防衛ロードとは――。
2022年12月にワールド王座から陥落して以来、2年4か月ぶりにシングル王座を手にした朱里は「ずっと欲しかったこのベルトを自分の腰に巻くことができた感動が大きくて、手にした時は素直にうれしい気持ちがこみ上げてきました。このグローバルスタンダードを打ち出しているベルトを持って世界中の選手と試合して真の強さをまだまだ追求していきたい」と力強く語った。
朱里の王座にかける思いは誰よりも強かった。24年1月に当時の王者の岩谷に挑戦するも惜敗で王座取りに失敗。その後もなかなか結果が残せず苦悩し、スターダムを去ることが頭をよぎった時期もあったという。「17年目に突入してモノが違う女って言われてるけど、自分の存在ってなんなんだろうとか、ここ(スターダム)で自分が求められているのかなとかいろいろ考えましたよね。それくらい苦しい期間でしたね。だからこそ、このベルトを巻いた今、自分の力を存分に発揮したいと思ってます」と再浮上を目指す。
横浜大会で同王座を手にした直後、Sareeeから挑戦を表明され王者も受諾していた。だが、アレックスの横入りに朱里は「いつ何時誰の挑戦も受ける」と受諾し、Sareeeより先に王座戦を決定した。猛抗議してくるライバルに「Sareeeには本当に申し訳ないです…」と謝罪の言葉を口にしつつ「でもアレックスから『私から勝たないと強いなんて言えない』みたいなメッセージが届いて、言われっぱなしなわけにもいかないので。しっかり防衛して私がSareeeの前に立ちます」と誓った。
今後の防衛ロードでは、横浜大会後にスターダムを退団した前王者・岩谷の意志を受け継ぐ。これまで数々のタイトルを奪い合ってきたライバルが、マリーゴールドに移籍したことについて「私自身も波乱万丈な人生で、いろんなことをしてきたけど悔いはないので。たった一度の人生だから、岩谷には悔いなく自分の思うようにやり切ってほしい」とエールを送る。そして「岩谷からこのベルトを奪ったので、岩谷が成し遂げられなかった2桁防衛は自分が達成したいです」と宣言した。
モノが違う女の逆襲劇が始まる。












