米CBSスポーツ(電子版)は23日(日本時間24日)に主にブレーブスメジャー通算213勝、154セーブをマークし、米野球殿堂入りしているジョン・スモルツ氏(58)のインタビュー記事を掲載。メッツのフアン・ソト外野手(26)の15年総額7億6500万ドル(約1147億円=合意当時)の超大型契約を批判した。

 ソトの契約について聞かれると「このスポーツもリーグも模倣リーグだ」とバッサリ切ると、MLBの風潮に疑問を呈した。

「誰かが13年か14年の契約を結んだ。だから(同等の)契約を結ばなければという風潮になっている。これは1パーセントの人たちの話だ。でもこういう契約で理解しておかなければならないのはうまくいった例をほとんど見たことがないということだ。本当にうまくいっていない」

 そんな中、ドジャースと2023年オフに当時のプロスポーツ史上最高額の10年総額7億ドル(約1115億円=同)で契約した大谷翔平投手(30)は史上初の「50本塁打―50盗塁」を達成、満票でナ・リーグMVPを受賞した。「大谷翔平は例外かもしれない」

 その上で結果が出ていない例としてエンゼルスのマイク・トラウト外野手(33)を挙げた。「マイク・トラウトでさえ、今、彼の契約に注目している人がどれだけいるか分からない。彼の予期せぬケガや試合出場の少なさを見て、これが野球界最高の契約、そして最高の選手にみえるだろうか?だから一定期間ごとに見なければならない」

 トラウトは19年に12年総額4億2650万ドル(約473億円)の契約を結んだ。同年は134試合に出場して45本塁打、104打点で3度目のMVPを受賞したが、その後の5年間で出場したのは810試合中319試合で今季も49試合中、29試合にとどまっている。

「みんなの期待に応える特別な選手になるには素晴らしい選手が素晴らしい個性を持っている必要がある。そういう契約にサインすると、公平かどうかは別にして、スランプに苦しむ自由はない。それは不公平だし、正しくない。シーズンは長すぎる」

 49試合に出場して打率2割4分3厘、8本塁打、21打点と不振で、昨季まで常に4割を超えていた出塁率が3割7分に低迷しているソト。シーズンは3分の2以上残っている。ニューヨークのファンを満足させる活躍はできるか。