ドジャースの大谷翔平投手(30)が、早ければ24日(日本時間25日)の敵地メッツ戦前にライブBP(実戦形式の打撃練習)に登板する可能性があると報じられ、話題を呼んでいる。その動きに地元紙「LAタイムズ」のドジャース番、ディラン・ヘルナンデス記者が「待った」をかけた。

 同記者は22日(同23日)、「大谷翔平のマウンド復帰を急がせることにそそられるが、ドジャースはやるべきではない」と題したコラムで、「チームが彼のリハビリの進展に手応えを感じており、先発投手陣の離脱でドジャースが一刻も早い戦力補強を求めている状況だが、チーム関係者によれば、球団は依然として大谷の登板復帰を慎重に進める方針だという」と復帰を急がない姿勢が変わっていないことを強調した。

 開幕時に充実していたドジャースの先発陣は、故障により次々と離脱し、現在は山本由伸投手(26)のみが安定してマウンドを任されている。クレイトン・カーショーやトニー・ゴンソリンも復帰を果たしたが、依然として先発ローテの層は薄いままだ。他球団幹部でさえ「ドジャースの投手陣がここまで壊滅的なのは見たことがない」と話したという。

 それでも同記者は「だからといって、大谷のピッチャーとしての復帰を急がせるべきではない」と主張。「誰がマウンドに立とうと、ドジャースが再びワールドシリーズを制するには得点力が必要であり、その鍵を握るのが大谷だ。『投手大谷』を解き放つ前に、まずは『打者大谷』を守らなければならない」と打者大谷の重要性を強調した。