新日本プロレス6月15日大阪城ホール大会でゲイブ・キッド(28)とのV5戦に臨むIWGP・GLOBALヘビー級王者の辻陽太(31)が不退転の決意を明かした。2月大阪大会でのV2戦がドロー防衛だった辻は、ゲイブとの完全決着を予告。仮に2戦連続引き分けとなった場合は、王座返上も辞さない覚悟だ。その一方でGLOBAL王者として、新日本の米国大会に対して厳しい意見を述べた。
内藤哲也とBUSHIの退団で「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」が事実上の活動停止状態となった辻は、無所属としてシリーズに参戦。元メンバーの鷹木信悟、高橋ヒロム、ティタンとの共闘は続ける意思は持ちつつ「今はGLOBALのタイトルマッチに照準を合わせてますし、G1も控えているので、自分自身にフォーカスして戦っていこうかなと。(ユニットに関しては)その後くらいに動き出せればいいかなと、なんとなく考えてます」と明かした。
大阪城決戦で迎え撃つゲイブとは、前回の対戦が両者KOに終わっている。それだけに辻は「決着をつけるにはちょうどいい場所なのかなと。前回がああいう形だったので、引き分けになったら僕の負けですね、今回は。そうなった場合は返上でもいいと思ってるので。だからこそ、なんとしても勝ちに行かないといけないなと」と完全決着を義務付け。再びドローとなった場合はベルトを自ら返上する覚悟で、勝利以外の防衛は受け入れないつもりだ。
対戦相手のゲイブは米AEWマットに電撃登場し、ジョン・モクスリーとの共闘が浮上するなど何やら騒がしい。それでも辻は「新日本至上主義者の彼が今、どう思ってるのか分からないですけど『お前はずっと新日本一番って言ってたじゃないか』と責めるようなことはしたくないです。人の考えは変わっていくものなので。ただ、俺たちの関係は昔からあるものだということは、忘れてほしくないですね」と、純粋に若手時代をともに過ごした者同士の戦いに集中している。
発言の随所に王者としてのプライドを感じさせる辻は、4月の米シカゴ大会に続いて9日(日本時間10日)の米オンタリオ大会でも、団体最高峰のIWGP世界ヘビー級王座戦(後藤洋央紀 vs ザック・セイバーJr.)がセミで行われたことにも言及。「この状況が続くようなら、俺はもう新日本の米国大会には行かないですよ。設営もしっかりしてないし、途中で血だらけになったリングも変えられない…。IWGPへのリスペクトって、新日本に対してのリスペクトだと思います。それができない場所は新日本プロレスではない。つまり自分には参戦する権利はないですよね」と問題提起した。
新世代の旗手として防衛を重ね続けるGLOBAL王者。譲れない信念と誇りを胸に、団体の未来を照らしていく。












