【取材の裏側 現場ノート】新日本プロレス4日の福岡大会で内藤哲也(42)とBUSHI(42)が退団し、業界随一の人気ユニット「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(LIJ)」のメンバーは別々の道を行くことになった。
LIJは2015年11月に発足され、16年4月に内藤がIWGPヘビー級王座戴冠を果たした時にはすでに絶大な支持を集めていた。90年代後半に一大ムーブメントを巻き起こしたnWоジャパンの活動期間が約3年だったことを考えると、驚異的なまでに長期にわたって業界の中心に君臨したユニットだったと言える。それだけにファンの喪失感も大きいかもしれない。
しかし、IWGP・GLOBALヘビー級王者の辻陽太の言葉は頼もしかった。「正直なところ、遅かれ早かれ俺はLIJを抜けなきゃいけないなというのは前々から思ってたんです。LIJってどうしても内藤哲也のチームであり、内藤哲也イコールLIJの構図は何をやっても崩せない。俺がさらに新日本のトップに行くためには、いずれは抜けなきゃいけないものだと思っていたので」とかねて胸に秘めていた野心を告白。「もちろん仲間がいなくなるのは寂しいですけど、いずれ来る時が早まっただけということなのかなと。違う形で、ちゃんと内藤、鷹木(信悟)という高い壁を越えてそれをやりたかったですけど」と内藤、BUSHIとの別れを惜しみつつ前を向いた。
新日本プロレスの歴史が証明しているように、一つの時代の終わりは新しい時代の始まり。新世代の先頭を走る辻が、LIJという枠から飛び出して何を見せてくれるのか期待したい。(運動部・岡本佑介)












