新日本プロレス6月15日の大阪城ホール大会で鷹木信悟(42)とのV7戦に臨むIWGP世界ヘビー級王者・後藤洋央紀(45)が、挑戦者の〝ジャイアニズム矯正〟を予告した。

 後藤は9日(日本時間10日)の米国・カリフォルニア州オンタリオ大会で、ザック・セイバーJr.と世にも珍しいダブルフォールという形でドロー防衛に成功。「王者としてはふがいない、モヤモヤの残る結果でしたね。俺だけじゃなく、誰もが納得できないでしょう。彼とはもう一度戦わなきゃいけない」と、防衛ロードでの再戦を誓った。

 そのためにも大阪城でベルトを落とすわけにはいかない。「鷹木に関しても思うところはあって。彼が(2018年に)新日本に来たことによって、俺はトップ戦線からはじき出されたイメージもあるので。キャラ的にもかぶる部分もありますし」と闘志を燃やす。

 今回の王座戦は4日福岡大会でのカラム・ニューマンとのV5戦後に、ザックと鷹木の2人から挑戦表明を受けたことに端を発する。同大会を最後に所属していた「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」が事実上の活動休止となった鷹木からは「お前はいいよな…ベルトがあって、嫁も子供もいて、本隊というユニットもある」と、嫉妬心をむき出しにされた。

 これに後藤は「それは縁だからね…。早くいい人を見つけて、子供つくって…また成長すると思いますよ」とナチュラルにあおりつつも「でも、自分にも原因があるはずだから。もう少し謙虚な気持ちも必要なのかなと」と、しっかりダメ出しした。

 福岡でのリング上で鷹木はザックに挑戦権を譲ったように見せかけて、オンタリオ決戦の勝者に大阪城で挑戦という、実は自分が一番オイシイ展開をつくり出していた。後藤は「本来だったら俺が待ってる立場じゃないとおかしくて。ザックと鷹木がやって、勝者が俺(に挑戦)だろって。王者として誰の挑戦も受けると言ってる以上、俺も引けない部分があったんですけど、冷静に考えるとちょっと違うよなって疑問に思う部分はありました」と指摘。

「そういう(自分本位な)部分も女性が…こう…気になるところなんじゃないですか? イケオジになるにはね。彼も自分に自信があって、順風満帆に来てるからそうなってしまうのかなと。気付かせるためにも、ここで一つの挫折を味わわせたいですね」と言い切った。

 キャリア22年目にして頂点をつかみ取り、最多防衛記録を更新中。「俺も周りの人たちの力もあっての今の立場だから。そういった強さというものを戦いの中から感じ取ってもらいたい」と豪語した後藤が〝永遠のジャイアン〟鷹木の前に高い壁として立ちはだかる。