エースは〝適応力〟も抜群だ。バレーボール男子日本代表の主将・石川祐希(29)が所属するペルージャ(イタリア)は、欧州チャンピオンズリーグ決勝(18日=日本時間19日、ポーランド・ウッジ)でザビエルチェ(ポーランド)を3―2で下して初優勝。日本男子勢で初めて同大会のタイトルを手にした。

 全セットで先発した石川は多彩な攻撃で20得点をマーク。勝利に大きく貢献した石川は、チームメートとコート上で喜びを爆発させ「本当に苦しい試合だったが、チャンピオンズリーグを勝てたことをうれしく思う。ペルージャとしても初めてだし、歴史に名を刻めたということを誇りに思う」と声を弾ませた。

 昨季はミラノで主軸として活躍するも、イタリア10季目の今季は名門でのプレーを選択。しかし、日本人になじみが深く、日本食も手に入りやすいミラノと異なり、地方都市のペルージャはさまざまな面で不便が生じたという。そんな中でも存在感を示す石川の姿に、あるバレーボール関係者は「長年イタリアで培ってきたコンディションづくりが優れているのでは。ペルージャでの慣れない1年目でも、コントロールできているのはさすがだなと思う」と目を丸くした。

 かねて「世界一のプレーヤー」を目標に掲げる石川が、新たな勲章を手にさらなる進化を目指す。