浮き彫りになった課題とは――。バレーボール大同生命SVリーグ男子チャンピオンシップは、5日の決勝第2戦でサントリーが初代王者の座を勝ち取った。
SVリーグは2030年までに「世界最高峰リーグ」を目指すと公言。今季の男子レギュラーシーズン(RS)観客動員数は、前身のVリーグ最終年と比べて約170%増の約66万4700人を記録するなど、一定の成果を残した。ただ、バレーボール関係者は「試合数を増やして〝来場者がこれだけいます〟みたいな感じで、数字稼ぎをした面もあるのでは」と指摘する。
実際にイタリアやポーランドなどの世界的リーグよりも、過密日程が組まれた。男子RSは約半年で44試合が開催され、10チームが4回総当たりで36試合実施。Vリーグ最終年の順位に基づいてさらに8試合を戦った一方で、振り分けによってチームごとの対戦頻度に偏りが生じた。これにはファンも「なぜ44試合あるのかもわからないし、チームごとの対戦試合数が平等じゃないのもわからない」と疑問を投げかけた。
多くの試合をこなせば選手たちの疲労も蓄積される。優勝したサントリーは11日からアジア・チャンピオンズリーグに参戦。高橋藍、小野寺太志ら日本代表メンバーは休む間もなく次なる戦いに挑むことから、別の関係者は「単純に試合数が多すぎて選手の負担が大きい。代表戦のスケジュールも考えると、この調子のままではケガ人が出てしまうのでは」と表情を曇らせる。
金メダルが期待された24年パリ五輪は準々決勝敗退に終わった。28年ロサンゼルス五輪を見据える上で、SVリーグの在り方を見直す必要もありそうだ。











