バレーボール大同生命SVリーグ男子チャンピオンシップ準決勝(27日、Asueアリーナ大阪)レギュラーシーズン(RS)2位のサントリーはRS3位の名古屋に3―1で勝利。5月3日に始まる決勝戦(東京・有明アリーナほか)にコマを進めた一方で、後味の悪い幕切れに、現役選手やファンからも戸惑いの声が上がっている。
問題のシーンはサントリーがセットカウント2―1でリードした第4セットの、25―25の場面だった。名古屋のティネ・ウルナウトのスパイクがアウトとなったところで、ビデオ判定を要求。チャレンジが成功して26―25となったが、スクリーンに映し出されたビデオ判定の画面に「タッチ」を意味する丸がついておらず、ニミル・アブデルアジズが審判に確認するために詰め寄った。
審判はこの行動をマナー違反と判断。すでにイエローカードをもらっていたアブデルアジズにレッドカードが与えられ、サントリーにも得点が入り、26―26となった。サーブ権がサントリーに移り、最終的にサントリーが第4セットを奪って勝利するも、名古屋のヴァレリオ・バルドヴィン監督は試合後に苦言を呈し、SNS上でも物議を醸した。
パリ五輪男子代表で大阪Bの山内晶大は、試合後に自身のSNSで見解を公表。「実際の現場はわからないので、あくまで配信を見た個人のただの独り言」としながらも「世界最高峰のリーグを目指し、海外の選手が多くコートに入れる環境になるのであれば、レフェリーはもちろん審議に関わる人は海外の選手からの要求を理解できる人が必要なのではと思ったこの前と今日」とつづった。
また、会場で試合を観戦したバレーボールファンは取材に対し「ヒートアップしてる状況での画面上でのミスだったのに、説明がすぐになかったのが問題では。今回の件だけでなく、海外選手とのコミュニケーションに大丈夫?って思う時があった」と指摘した。
SVリーグは2030年までに世界最高峰リーグになることを目指して24年10月に1季目が開幕。初代王者の座を選手たちが懸命に争う中で、熱戦に水を差してしまったようだ。












