西武は18日のオリックス戦(ベルーナ)に1―3で逆転負けを喫し、今季3度目の同一カード3連勝を逃した。

 西口文也監督(52)は「相手の(先発)曽谷君がいい球を投げていた。今日は真っすぐの伸び、キレ自体もよかったと思うし、そこにうまく変化球を交えられた」と脱帽。プロ初完投勝利を献上しながらも「隅田も負けじと頑張っていたので、本当は先にもう1点取りたかったんですけど、やられてしまいました」と素直に完敗を認めた。

 今井、隅田を軸とする先発ローテーションは、ここまで40試合でリーグ最多の26試合でクオリティー・スタート(6回以上、自責3以下)を記録。その安定ぶりはチーム成績にも直結し、その26試合で17勝9敗と多くの貯金をもたらしている。

 その一方、課題はやはり打線だ。中でも15本塁打はリーグ最少で長打力不足。そこでチームはこの日、イースタン・リーグで打率4割9厘、4本塁打、11打点と復調気配を見せたレアンドロ・セデーニョ内野手(26)を4月23日以来の一軍登録した。

 しかし、昨季まで在籍していたオリックスが相手だったこの日は、あえて温存。西口監督は「もともと来週からという思いがあったので」とセデーニョの情報を多く持つ相手にぶつけるよりも、次カードの楽天戦に照準を合わせての昇格だったとした。

 上位打線は西川、滝沢、渡部、ネビンがつながりを見せている。だが、球団フロントの一人が「これから打線が苦しくなる時期は必ず来る。一発で(球場の)雰囲気を変えられる打者が1人いれば、また戦い方も違ってくる」と待望するように、セデーニョの爆発はチームの再建、優勝争いへの大きな推進力になる。

 スピードボールへの対応が課題となる主砲候補が、どんな修正力を見せるか。そのバットに西武の浮沈もかかっている。