新日本プロレスジュニアの祭典「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア(BOSJ)」14日後楽園大会のBブロック公式戦で、米国・AEWのニック・ウェイン(19)がIWGPジュニアヘビー級王者エル・デスペラードから金星を挙げて開幕2連勝を飾った。

 前年度覇者にして現IWGPジュニア王者を、19歳の超新星が食ってみせた。マフラーホールド、ギターラ・デ・アンヘルとデスペラードに得意技を連発されたウェインだが、ピンチェ・ロコだけは許さない。劣勢の中から強烈なハイキックからプロディジープレックス(変型フィッシャーマンズバスター)をさく裂させて反撃に転じた。

 デスペラードも王者の意地で3カウントを許さず、強烈なエルボーで再び攻勢に出る。それでもウェインはピンチェ・ロコを回避し、コーナーに突き飛ばされたタイミングでウェインズ・ワールド(セカンドロープからのオスカッター)を発射。最後はダブルアーム式カナディアンデストロイヤーで激闘に終止符を打った。

 優勝候補筆頭からの大金星にウェインは「俺の言うことが現実になるような気がしてきた。俺は後楽園でデスペラードに勝つチャンスがあると言い、実際に勝った。俺は他に何と言った? 史上最年少のBOSJ覇者になるかもしれないと言ったんだ。その夢が近い将来にかなうことを祈っている」とキッパリ。デスペラードには2022年にGCWで来日した時からBOSJ参戦の勧誘を受けていた。「今回出場できたのはあなたのおかげであり、俺にとってのベストバウトの一つも与えてもらった。このことは一生忘れない」と感謝の言葉を述べつつも「でも現実問題として、あなたは王者で、今日は俺が勝った。もしもこれが王座戦だったら? デスペラード、時が来たら…俺が日本に帰ってくるか、あなたが米国に来て、タイトルをかけて俺と対戦したいならいつでも歓迎する」と、IWGPジュニア王座への挑戦に意欲を燃やしていた。