巨人は13日の広島戦(マツダ)で延長12回に4―5でサヨナラ負け。リーグ2位から3位に後退したが、阿部監督は「全員で頑張ったね」とナインをねぎらった。
敗れはしたものの、新戦力がいきなり結果で示した。前日12日にソフトバンクから加入し、この日入団会見を行ったばかりのリチャード内野手(25)だ。「7番・三塁」で先発出場すると、一軍では3年ぶりとなる今季1号ソロを含む4打数2安打の活躍。抜てきした指揮官も「いい働きをしてくれたし。今後も楽しみかな」と期待を寄せた。
ただ、秋広と大江を放出した2対1のトレードの衝撃は、まだまだ収まっていない。セ球団関係者からは「ビックリだし、本心としては『ちょっと待ってよ…』って感じだったけどね」といった声や「(リチャードは)長距離が期待できる選手なので、他チームとしては爆発しないでほしいですよ」と〝懇願〟されていたのだが…。
この日の一発で、昨オフにソフトバンクからFAで加入した甲斐拓也捕手(32)のような〝突然変異〟へますます期待が高まりそうだ。別のライバル球団の関係者は「パ・リーグの投手は真っすぐの強い球で勝負する投手が多く、(球威で)力負けすることがあると思うが、セの投手は配球で内外角を高度に攻める投手が多い。甘く入った球をしっかりと捉えることができれば、持ち前の長打力とパワーが生きるのではないか」との見解を示していた。
確かに甲斐は巨人加入後は打率2割8分4厘、3本塁打、10打点の成績。近年は2割台前半、2022年は1割8分だったことを踏まえれば、リーグが変わったことで大化けした感もある。一時は打率4割近くを推移した時期もあり、球団関係者も「えげつない数字だよ」と舌を巻いていた。
経緯こそ異なるものの伝統球団に求められ、同じユニホームを着ることになったリチャード。試合前には甲斐から「お前ならできるから頑張れ」とエールを送られた。第2の野球人生で最高のスタートを切った「ロマン砲」の今後がますます見ものだ。












