あれはいったい何だったのか…。巨人は11日のヤクルト戦(神宮)に1―2で惜敗。最下位チームを相手に痛恨のカード負け越しを喫し、首位・阪神に1・5ゲーム差に広げられた。その試合前には上空に突如現れた謎の浮遊物体に、練習中の選手たちが一時フリーズしてしまう事態が発生。現場が騒然となった〝UFO騒動〟のてん末とは――。

 どうにも波に乗れない。今季2度目の先発となった6年目右腕・堀田は6回一死三塁から茂木に2ランを被弾。この一発が致命傷となり、主砲・岡本を欠く打線の反撃は浅野の2試合連続ソロだけに終わった。

 試合後の阿部慎之助監督(46)は堀田について「あの1球で負ける。ボール球を放れなかった。そこは反省しないといけない。試合はつくったという『先発の仕事』はできたかもしれないけど、そこで納得はしてほしくないな」とチクリ。「将来的にスーパーピッチャーになれる素質があるから」と認める素材だからこそ、あえて注文をつけた。

 これで3カード連続で勝ち越しがなく、13日からは1差で3位につける広島との3連戦(マツダ)を控える。阪神に引き離されたくない中で痛い敗戦となったが、この日の試合前には妙な出来事に遭遇していた。

 試合開始の約2時間前のこと。試合が行われた本球場から少し離れた神宮外苑のコブシ球場では、投手陣が調整を進めていた。ランニングやキャッチボールといったいつもと変わらぬ光景が広がっていたが、突然多くの選手がピタッと動きを止め、不思議そうに次々と空を見上げ始めたのだ。

「えっ…?」「あれ、何!?」。あちこちから不審がる声が上がる中、選手たちの視線の先にあったものは「V字型」に〝編隊〟を組んだかのような何らかの浮遊物体だった。ただ、どこか動きが統一されていない感もあり、目撃者からは「UFOだよ」「ドローンでしょう」「渡り鳥じゃないか」といったさまざまな説が飛び交った。

 一部始終を目撃していたという投手の一人によると「最初は『何これ? 飛蚊症(視界に蚊のようなものが見える症状)かな…。俺だけが見えてるのかな』とも思ってたんですけど、みんな見えてたんで」と驚きを隠しきれない様子だった。さらに、目撃した謎の物体を「メニメニ・ブラック」と早くも命名。「メニメニ」は英語の「many」を表しており、その名の通り30個近い小さな物体が集合体を形成していた。

 この日は、神宮球場の近くにある国立競技場でJリーグの試合も開催された。関連イベントで使用された風船が空高く舞い上がった可能性もあるが、G投手陣を一時動揺させた正体はハッキリしないままだ。

 まさか試合に影響したわけではないだろうが、練習中に現れた〝招かざる客〟は何だったのか…。謎は深まるばかりだ。