ヤンキースのGM特別アドバイザーであり、巨人OBでもある松井秀喜氏(50)が7日にイースタン・DeNA戦(Gタウン)の始球式を務めた。

 この日、松井氏は今月3月に開業したGタウンを初めて訪問し、視察した。その後の始球式では背番号「55」が書かれたユニホームを着用し、笑顔でマウンドへ。右腕を大きく振りかぶると、投球は惜しくもホームベース付近でワンバウンド。松井氏は「ああ~!」と悔しそうな表情を浮かべた。マウンドを降りると右肩を痛めたようなそぶりを見せるも、集まったファンに終始満面の笑顔を見せ、グラウンドを後にした。

 始球式後には「恥ずかしい限りです。でも、よかったです」とはにかんだ。新球場については「素晴らしい施設でね、選手が思う存分ここで成長できるなと感じましたね。全てにおいて素晴らしいなと思いました」と笑顔を見せた。

 また、始球式前にはジャイアンツ球場の室内練習場やジャイアンツ寮を視察。さらにはGタウン内にある「松井畳」の前でスイングする姿も見せた。これはかつて旧ジャイアンツ寮・通称「松井部屋」に保存されていたもので、寮の畳がすり切れるほど素振りを繰り返した逸話が残る。新ジャイアンツ寮の建設に伴い、一時は「松井秀喜ベースボールミュージアム」(石川県能美市)に寄託・展示もされた。

「松井畳」の展示について松井氏は「感謝してますね。長いジャイアンツの歴史の中の一部分としてね、取り上げてくださったのはうれしいなと思います」とほほ笑むと「自分で自分自身を成長させるっていうことは、畳を見るとちょっとその時の時間というのを思い出します。昔はちゃんと練習してたんだなと思いました(笑い)」と感慨深げに語った。