中日は6日のDeNA戦(バンテリン)に0―3で敗れて今季初の4連敗を喫し、借金は「3」に膨らんだ。早くも2カード連続の負け越しが決定したが、この日の一戦では、球場内の電光掲示板に「160キロ」が何度も表示される不可思議な現象も発生。ネット上などでも盛り上がりを見せた舞台裏で、何が起きていたのかというと――。
連敗ストップをかけた一戦で今季6度目の零封負けを喫した上、前日5日に右太もも裏を痛めた細川がこの日登録抹消となり、井上監督は「当初計算していた石川昂が不調でいない。村松、福永、細川がいない。いる人間でやるしかない」と厳しい表情を浮かべた。
得点シーンで竜党たちを沸かせられなかった中、大きく盛り上がったのは3番手としてマウンドに上がった勝野昌慶投手(27)の投球だった。8回二死から牧に対して投じた4球目だった。電光掲示板に表示された球速は何と「160キロ」。続く5球目も「160キロ」を計測して牧を空振り三振に打ち取ると、スタンドからは大きな拍手が送られた。
ただ、この日の試合では2番手・根尾昂投手(25)も「155キロ」を計測。DeNA2番手・ウィックも「160キロ」を記録するなど、自己最速を更新する投手が続出する事態となった。それだけにネットやSNS上では「バンテリン球速出すぎやろ」「球速コンテスト会場と化したバンテリン」「バンテリンってこんなに球速出る球場やったっけ?」という声があふれ返った。
中日球団は2年前からメジャーの全球場で採用されている「ホークアイ」というトラッキング(追跡)システムを導入。複数の高性能カメラで捉えたデータを分析し、球速や回転数などの数値を集めているが、関係者の話を総合するとバンテリンドームの球速表示とはリンクしておらず、電光掲示板に表示される球速は同球場が採用している別の計測方法による数字なのだという。今回、最速記録が続出したことでドームサイドは球速表示について調査を行うことも考えている。
中日の日本選手の最速記録は高橋宏と岩崎、そして勝野が保持していた「158キロ」。これを自ら2キロ更新した勝野は「久しぶりに自分の指にかかる角度のある球が投げられた。こっそり目指していた数字なので、それが出たのはうれしいですけど、出すぎです」とコメントしたが、今後も160キロ連発となるのか。バンテリンドームの球速表示に注目が集まりそうだ。












