選手側から問題提起されるのも当然かもしれない。エンゼルスの過酷な遠征スケジュールを巡って、チーム内から不満が噴出していると、米紙「ニューヨーク・ポスト」が報じた。

 エンゼルスは24日(日本時間25日)に本拠地で午後6時29分開始のパイレーツ戦に臨む。その試合直後に、チームは次の遠征地ミネソタへ深夜移動。というのも翌日ナイターでツインズ戦が行われるため。深夜に選手は疲れた体で西海岸から米中西部へ飛行機移動を強いられ、早朝にミネソタに入り、その日の午後6時40分からカード初戦を戦う。さらに次の日は午後1時10分開始のデーゲームが予定されている。

 過酷すぎる日程に、守護神のケンリー・ジャンセン投手(37)は「誰にとっても健全ではない」と明らかな不満を表明した上で「(本拠地での)ナイトゲームを終えて、朝6時に(ミネソタに)到着する。そして(その日の)7時の試合。さらに次の日は1時の試合。絶対に不公平だ」とチームの思いを代弁した。また、エンゼルスの顔であるマイク・トラウト外野手(33)も「確かに理想的ではない」と、耳を疑うような遠征スケジュールを問題視したという。

 体が資本の選手から不満の声が上がるのは必然とも言える。故障のリスクが高まり、パフォーマンスにも影響する。テイラー・ウォード外野手(31)は「正直に言って、こんなことは許されるべきではない」と一蹴した上で「絶対にそういうことを防ぐためのルールを作るべき。だって、ちょっとおかしいから」と是正を訴えた。ジャンセンは「この問題を解決する唯一の方法は、次のCBA(労使協定)」と語り、真正面から今回の過酷日程の問題を追及すべきとの考えを明かした。

 開幕好スタートを切りながら、現在11勝12敗(現地23日時点)でア・リーグ西地区4位に後退したエンゼルス。睡眠もままならず、疲労回復が不十分な中で迎えるミネソタ遠征では、何より選手の状態が気がかりだ。