巨人が23日の中日戦(東京ドーム)に2―0で勝利し、2連勝。「5番・一塁」で先発出場した大城卓三捕手(32)が8回に2試合連発となる決勝の2号2ランを放ち、接戦を制した。
先発マウンドに立った巨人・山崎と中日・柳が序盤から投手戦を展開。スコアレスのまま迎えた8回一死一塁から大城卓が相手の5番手・マルテが投じた156キロの直球を完璧に捉え、右中間スタンド中段へ均衡を破る一発を叩き込んだ。前夜に放った今季1号のメモリアルアーチに続き、この日も存在感を発揮した。
大城卓は「手応えも自分の中であったので、久しぶりにいい本塁打が出ました」と笑顔。阿部監督も「やっぱりもともと打撃は素晴らしいものを持っているので5番に入れてますんで。いい働きをしてくれてるなと思います」と絶賛した。
一昨季まで3年連続2桁本塁打をマーク。そんな「打てる捕手」が完全復活ののろしを上げた。開幕から全試合でスタメンマスクをかぶる甲斐もここまで打率3割3分8厘、2本塁打、8打点と好調を維持。「甲斐一強」となっている今季の巨人捕手陣の陣容は、今後新たな変化を見せるかもしれない。
キーパーソンとなるのは、開幕から未勝利で現在は二軍で再調整中のエース・戸郷翔征投手(25)だ。今季先発した3試合すべてで甲斐とバッテリーを組んでいたこともあり、今季の不調について球界関係者からは「バッテリーの相性の問題もあるのでは」と指摘する声も出ていた。
実松バッテリーコーチに直撃すると「(甲斐)拓也がどうのこうのってことはもちろんないよ」と甲斐に問題があるわけではないことを強調しながら「まずは(戸郷)翔征に勝ちを付けてあげないといけないし。一つ、流れを変えてあげるって意味ではそういうの(女房役の交換)も必要なのかなとは感じていますけどね」と一つの見解を示した。
当然、先発捕手の選択は「前提として、その時のチーム状況による」(同コーチ)とされるが、甲斐、大城卓ともに打撃は好調を維持している。そこに岸田らも加わり「エースの正妻の座」をかけた〝内なる戦い〟が今後繰り広げられることになりそうだ。












