巨人・田中将大投手(36)が17日のDeNA戦(東京ドーム)に先発し、2回6失点で日本球界復帰後最短KO。チームも1―9で大敗し、連勝は「2」でストップした。

 日米通算199勝をかけて登板したが、初回から牧の適時打と佐野の犠飛でいきなり2点を先制され、2回には打者8人の猛攻で4失点。早々と降板を命じられると、ベンチでは阿部慎之助監督(46)に肩を叩かれてねぎらわれ、ぼう然とした表情を浮かべた。

 マウンドに送り出した指揮官は試合後の会見を拒否し、球団広報を通じて「今日お話しできることはありません」とコメント。田中将は「ちょっと今日はネガティブなことしか出ないんでなかなか難しいんですけど。長い準備期間があった中で2イニングで降りる形となってしまい、かなり迷惑をかけたなというふうに思います」と肩を落とした。

 本拠地初先発に向けて「自分の仕事をしっかりしたいと思います」と覚悟を持って臨んだが、強い思いを抱いていたのは田中将だけではなかった。

 球団OBは「阿部監督は開幕前の時点で『マー君は結果はどうあれ3試合は様子を見る』との方針を明かしていた。当然、時期が進むにつれてチーム事情などにより都合は変わってくるだろうけど、143試合のうちの3試合をマー君と心中する覚悟でいたことは間違いないよ」と明かす。たとえ移籍後初登板からこの日のような結果が続いても、阿部監督は「三度目の正直」までは我慢するつもりだったことになる。

 すべては田中将をリーグ連覇に向けた戦力とみなし、誰よりも完全復活を信じているからこその決断。先週に引き続き、来週の木曜日も試合がないため杉内投手チーフコーチは「一度抹消して。今回2イニングしか投げてないんで(二軍で)投げてもらって次の登板に備える」と5月1日の広島戦(東京ドーム)を軸に検討していく。

 3試合を捨てる覚悟で期待していた指揮官の思いに右腕は応えられるか。