全日本プロレス春の祭典「チャンピオン・カーニバル2025(CC)」に出場中のエース・宮原健斗(36)が燃えている。連覇を狙う宮原は開幕3戦で2勝1敗と勝ち越し、上々の滑り出しに成功した。王道きっての自己陶酔男は、他団体で新スターの誕生や看板選手の電撃離脱など異変が起きていることに「時代が移り変わろうとしている」と察知。これを好機に存在感を増すつもりだ。
Aブロックで出場する宮原は開幕戦で鈴木秀樹に敗れたものの、真霜拳號と芦野祥太郎に連勝。この滑り出しに「手応えはいいです。いきなりの強敵3人で2勝1敗でしょ。過去に僕は初戦負けたら必ず決勝の舞台に立ってますから。負けたけど、ゲンがいいんですよ」と気分も上々だ。
好調の理由を「貪欲さが今までのプロ人生で一番と言っていいくらい強いからでしょうね」と明かす。3月30日に斉藤ジュンの持つ3冠ヘビー級王座に挑戦し、敗れて臨む春の祭典となったが「一時は『宮原健斗』っていう存在がベルトを上回るところまで来たって自覚してたんですけど、それじゃあ面白くないって思ったというか…。また3冠戦で負けて『これじゃあダメだ』って思わされたんです」と、改めてタイトル獲得の必要を痛感。「今は何も迷いがない。目指すは優勝のみ!」と自己陶酔した。
その目はプロレス界全体も見ている。新日本は看板選手である内藤哲也が電撃退団。ノアでは引き続き〝OZAWAショック〟が注目を集めるなど話題に事欠かない状況となっている。これに「業界がいろいろと流動的になっている」と指摘。そして「こういう時こそチャンスでしょ。時代が移り変わろうとしている時だからこそ『宮原健斗ここにあり』っていう存在感を見せますよ。(他団体にも)『負けらんねえなあ』というのが正直なところです」と拳を握りしめた。
そのためにも連覇へ闘志はみなぎるばかり。「後半はもう、落とせないですよね。残り全勝。ダメでも1敗くらいですよ。現実的に3敗したら厳しいでしょ」と星勘定もバッチリだ。さらに「優勝したら3冠に挑戦するタイミングを自分で選ばせてもらいます。自動的に1か月後とかではなく。自分で流れを作る。それも存在感を示すため? そうですよ、もちろん」と小鼻を膨らませた。
最後に〝優勝できなかったら引退か?〟と問われると、表情を一変させて「しない! やめなさいよ、もう。アナタのせいでいろんなところから〝軽く言うもんじゃない〟って言われたんだから!」と声を荒らげて取材を強制終了した。
20日の所沢大会では、8人タッグ戦で躍動するなど好調をキープ。このまま有言実行となるか。













