ドジャースの大谷翔平投手(30)は14日(日本時間15日)に本拠地ロサンゼルスでのロッキーズ戦に「1番・DH」で先発出場し、3回に6試合ぶりの5号ソロを放った。4回に右中間、8回にも左中間にあと一歩で柵越えの大飛球を放つなど打球に角度が付き、復調の兆しが見えた。しかし、安心できない。走者を置いた場面で打席に立っていないという根本的な問題が解消されていないからだ。ロバーツ監督は打順の組み替えを否定したが、果たしてこのまま「1番」でいいのか。番記者にアンケートしたところ…。
4回二死一、三塁は右中間へ飛距離382フィート(約116・4メートル)、8回先頭は左中間へ377フィート(約115メートル)とあとひと伸びで本塁打の大飛球を放った。打球に角度が付くようになったのはアーチ量産の前兆だ。
しかし、大谷の打席の状況を見ると喜べない。この試合も5打席中、4打席が無走者だった。本塁打を5本放ちながらわずか6打点。ドジャース打線が9番で切れて、機能していないということだ。
開幕から18試合で82打席に立っているが、走者ありは20打席、得点圏は8打席だけだ。走者ありは15打数5安打、打率3割3分3厘、1本塁打、2打点で1四球。得点圏は4打数無安打、4四球。昨年130打点を挙げた勝負強さを発揮できる場面が回ってこない。
ちなみに現地14日時点でチーム最多の16打点を挙げているT・ヘルナンデスは得点圏で17打席に立ち、16打数6安打、打率3割7分5厘、2本塁打、10打点。同2位で14打点のエドマンは14打席で12打数4安打、打率3割3分3厘、2本塁打、9打点だ。“大谷無走者問題”の影響もあるようでチームは開幕8連勝するも、その後は3カード連続負け越しで4勝6敗と失速。
どうすれば解決できるのか。開幕から低迷している下位打線のマンシー(打率1割7分3厘)、ロハス(同1割6分1厘)、パヘス(同1割3分7厘)、E・ヘルナンデス(同1割2分5厘)らが復活すれば解消できるが、その保証はなく、いつまでも待っているわけにはいかない。
そうなると大谷とベッツの打順入れ替えが即効性がありそうだが、ロバーツ監督は14日の試合前に「それについては考えていない。フレディ(フリーマン)が戻ってくるから、左打者が並ぶ打順になる」と否定した。
大谷は何番を打つべきか番記者に聞いたところ、米スポーツサイトのビンセント・サンペリオ記者は「ムーキー(ベッツ)と大谷を入れ替える」と1番・大谷と2番・ベッツの入れ替えを提案。
MLB公式サイトのソーニャ・チェン記者は「先頭はそのまま。トミー・エドマンの打順を下げ、大谷やムーキーの時に走者がいるようにする」とするも表情は複雑。「エドマンは打っている方なので、できる限り打席に立たせたい気持ちもあり下げにくいが…」
米スポーツサイトのファビアン・アルダヤ記者は「打順はそのままか、もしくは2番だけど、今は全体的に打ててないから、ドジャースラインアップの打撃向上が必要」と主張した。
オレンジカウンティー・レジスター紙のビル・プランケット記者は現時点で入れ替えの必要なしだ。「ムーキーは先頭打者の方が向いていると思うし、本人もそれを好んでいるから、フレディと大谷との左右の打席の問題がなければそこを変えるかもしれないけど、今はこのままで良いと思う」
ロサンゼルス・タイムズ紙のジャック・ハリス記者は「シーズンが始まって間もないから、ラインアップを心配するのは早すぎると思う」と前置きするとこう続けた。「チームは下位打線が打ち出すと自信があるし、昨年、大谷を先頭打者でドジャースはたくさん成功を収めているから、彼も心地良いと思うし、当分はこのままだと思う」
番記者の見解を総合すると動くのはまだ早いということのようだが、果たしてどうなるか。











