昨年のワールドシリーズ(WS)を制覇したドジャースが7日(日本時間8日)にホワイトハウスを表敬訪問。ドナルド・トランプ大統領(78)はムーキー・ベッツ内野手(32)がかつて所属したレッドソックスをジョークでイジる場面があった。

 トランプ大統領はスピーチを前に自らベッツのもとに歩み寄って握手。ベッツも笑顔で応じていたが、マイクを通して「ムーキー。この男はいい選手でしょう? アンビリーバブル」と賛辞を送った後「彼がボストンにいた時に見たとは言いたくないけど、見ましたよ。彼ら(レッドソックス)が(ベッツを)トレードした時、いいトレードだと思わなかった。私は正しかったようですね」と言ってのけた。

 もちろん、おめでたい場を盛り上げるためのジョーク。実際、会場内は大きな笑い声に包まれた。ところが、当事者のベッツの表情は固まったまま…。自身は2020年2月にトレードでレッドソックスからドジャースに移籍し、2度のWS優勝を果たした一方、古巣はベッツを放出して以降、ア・リーグ東地区で3度も最下位に沈んでいる。

 米紙「ニューヨークポスト」は「トランプ大統領がレッドソックスをやゆ」と報じ「この移籍はベッツ残留のために長期契約を願っていたレッドソックスのファンから特別に軽蔑された」と伝えた。現在でも「MLB史上最悪のトレード」と悪名高く語られ続けている。

 前回のホワイトハウス訪問を拒否したベッツは「(握手を求められるとは)思っていなかったから、いいジェスチャーだった」と振り返っていたが、どんな思いでスピーチを聞いていたのだろうか。