「投壊貧打」に加え主砲不在となれば一大事と思われがちだが…。

 日本ハムが5日のオリックス戦(エスコン)に大敗し今季初の連敗を喫した。

 初回から先発・金村が杉本の犠飛や頓宮の3号2ランで3失点。四回にも2死無走者から3安打などで2失点を許すなど四回5失点で早期降板すると後続の救援陣も次々と失点を重ねた。

 打線も初回に万波が1号ソロを放った後は相手先発・九里を攻略出来ず。結局終わってみればオリックスに16安打11失点で今季初のカード負け越しも決まった。

 この惨敗劇に新庄剛志監督(53)も「今日の試合で気の利いたコメントはございません」と広報を通じコメントを残すのが精一杯。しかもチームはこの日、助っ人・レイエスが体調不良で欠場を余儀なくされたばかりか、前日の試合で右太もも裏違和感を訴え途中交代していた野村も大事を取って試合を欠場した。このチーム状況を見る限りではファンも不安が募るだろう。

 だが、そんな悪条件が重なったとはいえチーム周辺では意外にもこの現状を悲観的に捉えてはいない。昨季同時期に比べチーム状況は明らかに改善されているからだ。

 実は昨季も開幕7試合は今季同様4勝3敗。しかもチームは春季キャンプ直前の自主トレで左足首を捻挫した主軸の清宮幸を欠いていた。その当時に比べれば現在は各ポジションに複数のレギュラー選手が集い、新庄監督も「ゆめぴりか(お米)の数だけ(代役は)いますから」と語るように戦力は充実している。

 また、5日のレイエス、野村の欠場はいずれも大事を取っただけで長期戦線離脱の可能性は低い。それだけにチーム関係者も「ケガや体調不良を深刻化させないよう今年は全選手に『何か体に異変があったら早めに申告するように』ということをキャンプ中から徹底させていましたから」と話し、「今回の野村とレイエスもその方針に沿ったもの。左脇腹違和感で開幕から二軍調整となったジェッシー(水谷)も軽傷で済みましたからね。そう考えれば現状は悪くない。すぐにチーム状況は好転するはず」と現状を前向きに捉えている。

 新庄監督も今季は開幕9試合の勝敗目標を「5勝4敗」に設定。その上で「一気に行くとこは行く、っていう感じがベストかな」と理想的な戦い方をこう語っていた。
 
 オリックス相手に大敗したとはいえシーズンはまだ始まったばかり。日本ハムの逆襲に不安要素は見当たらない。