メッツと破格の15年7億6500万ドル(当時約1147億円)の結び、入団後も何かと批判を浴びることの多いフアン・ソト外野手(26)に〝救世主〟が現れた。ソトがマイナー時代の19歳のころ、世話になったというホストファミリーのブライアン・キャンベルさん(47)だ。

 キャンベルさんはドミニカ出身の純真な若者をサポートし、2018年に自宅に迎え入れて家族同然に3週間過ごした。米メディア「ジ・アスレチック」でソトは「短い時間だったけど、あの家で過ごした毎日はとても楽しかった。素敵な家族だった」と今も感謝の気持ちを忘れていない。試合から戻ると、地下の部屋で子供たちや選手仲間とトランプやカラオケやゲームで遊んでいたという。

 ナショナルズで頭角を表したソトは、パドレス、ヤンキースと移籍しながらスターダムに駆け上がった。しかし、FAでは高騰する条件の中でヤンキースを拒否して同じニューヨークのライバルチームに移籍し「傲慢」とのイメージが定着した。

 キャンベルさんは「彼はただのソトです」と昔と変わらないと言う。今も連絡を取り合い、家族と食事をすることもある。ソトはキャンベル家の地下の生活がよほど楽しかったのか、メッツのクラブハウスにメーカーに頼んでビデオゲーム機を置き、選手が最新バージョンのゲームを楽しめるようにしたという。キャンベルさんは「彼と一緒にいると楽しい。カリスマ性がある。惹きつけられる。とにかく彼はいい人だ」と目を細めている。