阪神が3日、DeNA戦(京セラ)で2―5と敗戦。不運な判定もあり、本拠地開幕3連戦は負け越しで終わった。
問題のプレーは阪神が佐藤輝の2号2ランで同点に追いついた直後、9回に起こった。マウンドには4番手のゲラ。前日2日の試合で4連打などにより、3失点したリベンジのマウンドでもあった。だが一死から宮崎の安打で走者一塁。この場面で、打席に佐野を迎えた。
2ボール2ストライクからの9球目、ゲラが投じた外角低めのスプリットで空振り三振に打ち取ったかに思えた。しかしながら真鍋球審はファウルチップと判断し、ファウルの判定。三振と思い、ベンチに戻りかけた佐野は打席に引き返した。
投球は地面にバウンドはしていなかったが、捕手の栄枝はキャッチできていなかった。審判サイドから見ても判断の難しいプレーだったことも事実だ。
真鍋勝巳球審(56)は試合後、取材陣の質問に対し「(佐野のバットに当たった球を)キャッチャーが取ってるんじゃないかという確認(を藤川監督からされた)。取っていないと。それだけ。見たまま」と説明。判定はファウル。リクエスト検証とはならず対象外のプレーのため、審判の裁定が最終決定としてルール通りに運用された。
藤川球児監督(44)はプレー後、すぐにベンチを出て真鍋球審に確認。4人の審判による協議を経て、判定はファウルのままプレー続行となった。そして佐野はフルカウントから11球目を選んで四球。そこからゲラは山本の2点三塁打などで3点を失い、試合の大勢は決した。
藤川監督は平静を装いつつ表情に不満をにじませた。
「バウンドしたって言って。空振りだと思うんですけどね。なかなかこう、あれ以上、やりようがないということなので。集まって(協議を)やったけれども変更なしということだったんで。非常に大事なアウトなのは間違いない。ゲラがマウンドにいる状態なので、あんまり引っ張りすぎてもと思ったんですけど。すごく大事な1球でしたね」
開幕6試合目で今季初の借金を背負った。だが、まだ序盤で下を向いている時間などない。4日からは東京ドームに乗り込んで首位・巨人を相手に3連戦。このうっ憤は今季初となる敵地での「伝統の一戦」で晴らすしかない。












