またもや「オオタニVSジャッジ」を巡る大論争がヒートアップしている。きっかけはMLB公式コンテンツクリエイターのマーク・ルイノ氏が、自身の「X」(旧ツイッター)で、ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手(32)を「MLB最高の選手」と称えるコメントを発信したことだった。

 事の発端は29日(日本時間30日)にヤンキースタジアムで行われた開幕3戦目のヤンキース対ブルワーズ戦。ジャッジは1試合で満塁弾を含む3本塁打、8打点という衝撃的な活躍を披露し、チームを20―9の歴史的大勝に導いた。

 ルイノ氏は、この動画を直後に投稿し「ジャッジこそMLB最高」と絶賛。ところが、この投稿が〝軽率すぎる〟と猛烈な批判と大ブーイングを浴びることになっている。

 米メディア「エッセンシャリー・スポーツ」によれば、この投稿を目にした多くのMLBファンが即座にドジャース・大谷翔平投手(30)の存在をまるで無視したかのようなルイノ氏の一方的な見解に怒りを爆発。「ショウヘイ・オオタニは引退したのか?」「ショウヘイ・オオタニのスペルが間違っているぞ」などと皮肉交じりの反論がSNS上に殺到する事態に陥っているという。

 ファンが憤った理由は明白だ。昨季からドジャースの一員となった大谷は打者一本に専念するシーズンの中、移籍1年目から54本塁打、59盗塁という前人未到の大記録を打ち立てチームを世界一に導き、自らも2度目のMVPに輝いた。移籍2年目の2025年シーズンも開幕5試合を終了した時点で打率3割3分3厘、2本塁打と絶好調。そんな大谷を差し置いて昨年のワールドシリーズでは、そのドジャースに直接対決で敗れているヤンキース所属のジャッジのみを「最高」と断言したことが「極めて偏った意見」と批判を浴びているのだ。

 さらに一部のファンは「プレーオフでの活躍こそ真の価値」と指摘。実際、ジャッジはポストシーズンでレギュラーシーズンより大幅に成績を落としている一方、大谷はプレッシャーのかかる場面ほど活躍する傾向が強いことから「クラッチ能力」の差も議論をヒートアップさせる要因になっている。

 米主要メディアも加わり、オンライン上は再び「ジャッジか、オオタニか」で炎上中。シーズンはまだ序盤にすぎないが〝MLB BEST〟の称号を巡る論争は早くも過熱の一途をたどっている。