全日本プロレス29日の大田区総合体育館大会で、宮原健斗(36)が3冠ヘビー級王者の斉藤ジュン(38)に敗れ、王座返り咲きはならなかった。

 2023年2月にベルトを手放して以来、約2年1か月ぶりの3冠返り咲きを狙ったエースが、屈辱の返り討ちにあった。雪崩式チョークスラムで大ダメージを与えられると、チョークスラム、ジャックハマーとジュンにパワーで圧倒される。強烈な打撃からランニングニーを決められ劣勢が続いた。

 サイコブレイク(コブラクラッチスラム)を阻止すると、スタンディング式のブラックアウトからラリアートで反撃に転じる。さらに突進してきたジュンにカウンターのブラックアウトを浴びせられると、正調ブラックアウトを連発して形勢逆転に成功した。

ブラックアウト連発で王者を追い詰めた宮原だったが…
ブラックアウト連発で王者を追い詰めた宮原だったが…

 しかし十八番のシャットダウンスープレックスだけは決めることができない。何度もトライし、ついに投げ切ったかと思った瞬間にクラッチが外れ技が崩れてしまう。このスキを見逃さなかったジュンにフロントキックを浴びると、最後はついにサイコブレイクで沈められた。

 あと一歩及ばず7度目の戴冠を逃した宮原はバックステージでぼうぜん。「もう…3冠のベルトは…3冠ベルトにとって俺は必要ないのか? もう…。どうなんだ。3冠ベルトにとってもう俺の存在は必要ないのか…?」とうわごとのようにつぶやきながら会場をあとにした。