中日・井上一樹監督(53)が初勝利に安堵の表情を浮かべた。29日のDeNA戦(横浜)は先発・松葉貴大投手(34)が7回2安打無失点の好投を見せて1―0の勝利。「マツ(松葉)に助けられたね。ありがとうございます。松葉に尽きます」と感謝しきりだった。
苦しい展開だった。2回に木下の左前適時打で1点を先制するもその後が続かない。4回無死満塁の好機は木下、松葉、岡林が凡退。上林、石川昂の連打でつかんだ8回無死二、三塁のチャンスも得点には結びつかなずベンチには嫌なムードが漂った。
それでも松葉―清水―松山のリレーでDeNA打線を完封。「ちょっと拙攻というかノーアウト満塁、ノーアウト二、三塁とかいう場面があった中での点が取れなかった時の落胆。そういうものが、選手たちに伝染しないかなっていうところも全てピッチャー陣から断ち切ってくれた」と投手陣が見せた底力に助けられた。
松葉から監督1勝目のウイニングボールを受け取った指揮官は「手ぶらで帰すわけにはいかないというみんなの気持ちがボールにのっていると思って大事に持って帰って保管したいと思います。きれいな透明な箱を用意して初勝利のボールとして自分で書きます。宝物をくれた1日でした」と笑顔。井上監督にとって忘れられない勝利となった。












