ドジャースの大谷翔平投手(30)は27日(日本時間28日)に米本土開幕戦のタイガース戦に「1番・DH」で先発出場し、7回に2号ソロを放ち、4打数2安打1打点だった。打率4割1分7厘。チームは5―4で逃げ切り3連勝。

 主役のバットが快音を発したのは4―3の7回二死無走者だった。マウンドは3番手の右腕ハニフィーだ。フルカウントからの6球目、外角高めの95・8マイル(約154キロ)のツーシームをギリギリまで引き付けて逆方向へ。高々と上がると左翼席へ飛び込んだ。観客席は大興奮。試合を中継した米スポーツ専門局ESPNは名優トム・ハンクスが絶叫した後に周囲の観客と握手する姿を映し出した。19日のカブス戦(東京ドーム)で放った今季1号から10日越しの2戦連発だ。

 試合後、大谷はNHKBSのインタビューに「ちょっと接戦気味だったんですけど、何とかいいところで打てた」「シンプルにストライクを振っていくっていうところで考えて、フォアボールでもいいですし、ボール球をしっかり見送ればいいかなと考えていた」。満足そうに語った。

 相手先発は昨年サイ・ヤング賞を受賞した現役最強左腕のスクバルだ。初回先頭は初球、ほぼ真ん中の98マイル(約158キロ)のフォーシームを強振。ボールの上っ面を叩いたため、上がらず。打球速度109・6マイル(約176・4キロ)の痛烈なゴロは一塁手の正面だった。

 1点リードの3回二死無走者はカウント2―2からの5球目、真ん中低めの91・9マイル(約148キロ)のスライダーを捉えると、打球速度109マイル(約175・4キロ)の火の出るようなゴロは右前に抜けた。開幕から3戦連続安打はスクバルから8打席目で初安打だ。

 1―2の5回一死一塁はカウント2―2からの5球目、内角高めの99・2マイル(約160キロ)のツーシームに詰まらされ二ゴロだった。その後、二死一、二塁でT・ヘルナンデスが中越えに逆転1号3ランを運んだ。

 試合前の開幕セレモニー。ドジャースナインは昨年の世界一を記念した球団名や背番号がゴールドのユニホームで登場した。中堅後方にマーク・ウォルター・オーナーらによってチャンピオンフラッグが掲げられ、右翼ポール際の優勝プレートの除幕式が行われた。そのたびに客席は大盛り上がりだった。
 
 大谷はメジャー8年目で初めて味わった感動で気持ちを新たにした。「今日もこうやってセレモニーしましたけど、来年もできるように。連覇と言うのが一番の目標。いい一歩目になったんじゃないかなと思います」。世界一連覇。目標はそれだけだ。