【モデルボクサー 高野人母美 9頭身ファイターの告白(14)】前回は2016年5月の引退発言からの撤回、謝罪のお話をさせてもらいましたが、ちょっと時間を巻き戻して当時、東スポさんなどメディアに何かと取り上げてもらった計量パフォーマンスを振り返ろうと思います。

金色全身タイツの中に高野人母美(14年3月)
金色全身タイツの中に高野人母美(14年3月)

 初めてやったのは、13年大みそかのプロ4戦目、大石久美選手に勝った試合の前日計量からでした。以前、少し触れましたが、その年の4月にプロボクサーとしてデビューして自分は何ができるのかを考えていくと、ボクシングを盛り上げたいという思いにたどり着きました。その思いが、一つの形になったのが、このパフォーマンスだったのです。

 第1弾は純白ウエディングドレス姿。「女性のあこがれは何かと考えたとき、ウエディングドレスだと思って、ボクシングが女性のあこがれるスポーツになるように」との思いを込めました。計量は着替えてから、はかりに乗りましたが、契約のスーパーフライ級リミット(52.1キロ)をオーバー。でもこれも想定内。ブラトップに忍ばせておいた200グラムのシリコーンを取り出し、髪飾りも外してパスしました。

 次は14年3月にクラーブカーオ・ポープリーチャー(タイ)と対戦したとき。前日計量では金色全身タイツで登場し、それを破いてシールブラ姿に変身して皆さんを驚かせることに成功しました。全身タイツは金色の卵をイメージしまして、自分の殻を破るという願いからでした。シールのブラは、いつものブラトップ(約100グラム)に比べて80グラムも軽くできます。実際、計量も一発でパスしましたからね。

 ついにはニシキヘビまで登場させてしまいました。14年6月のプロ第6戦、日本人のカイ・ジョンソン選手と対戦したときでした。ニシキヘビのダニーちゃん(メス)を首に巻き付けたのです。

 レンタルで調達したのですが、そういうお店があって「ちょっとヘビを借りたいのですが」みたいな感じで連絡しました。確かこのときのレンタル料金は数十万円。全部自腹ですよ。思いついたことを実際に表現し、アピールしていくには投資も必要ということを痛感。ちなみにこの試合はプロ初黒星だったので、それも痛かったです。

 実はヘビパフォーマンスは、その年の4月末からオンエアされたアンダーアーマーさんのCM出演と関連もあったのです。初のCMは、3メートルもあるヘビとの共演で、それが“元ネタ”なのですが、反響もあり、結構いい感じだったのかなって思っています。

 いろいろな方面から「パフォーマンス先行」との声も聞こえてきましたが、やめようとは考えませんでした。というわけで、次回は、自画自賛パフォーマンスから大金をかけた幻の計画などにフォーカスしていきます。