大飛躍の1年となりそうな予感が漂う。侍ジャパンに選出された巨人・吉川尚輝内野手(30)が3日に東京ドームで行われた一軍の全体練習に参加。「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2025 日本VSオランダ」(3月5、6日、京セラ)に臨む代表メンバーとして岸田とともにチームを一時離れるため、首脳陣らにあいさつを行った。プロ9年目を迎える〝Gの背番号2〟に周囲からは「今後、さらに大ブレークする」と期待値が高まっている。その根拠とは――。
その表情は自信に満ちあふれていた。侍ジャパンのメンバーに選出された吉川は「日本代表として日の丸を背負うので、日本のチームの勝利に貢献できるように頑張ります」とコメント。
早々と「侍魂」を燃え上がらせる背番号2に対し、チーム内からはプロ9年目の今季開幕に向け「さらに状態が良くなっている」という声が日増しに強くなっている。球団関係者の1人も、もともと定評がある吉川の打撃技術について「去年もずっと1年間一軍でやっていて結果も残してますし、今年も『しっかり考えて打っている』というのを感じます」と強く太鼓判を押す。
ここまでの実戦でも、その成長ぶりは目を見張るものになっているという。「真っすぐは逆らわずに逆方向に。肩口に入ってきたスライダーに対しては引っ張り込んで右翼線に打ったり…。球種に応じて打つ『対応力』が格段に上がっている」(前出関係者)と力説している。
打撃だけではない。同関係者は「尚輝の守備はもう日本一。日々準備をしているんで、この打撃の調子を継続していけば、侍ジャパンでも活躍することができると思う」と言葉に力を込める。昨年は二塁手部門でゴールデン・グラブ賞、ベストナインの両賞にも初めて輝いただけに、そもそもの実力は折り紙付きだ。
守備範囲の広さも両リーグトップクラス。侍ジャパン・井端弘和監督(49)は巨人のコーチ時代に吉川の育成に携わっており、守備におけるレベルの高さは誰よりも間近で見てきた。実際に昨年11月の「プレミア12」のメンバー選考会議では早い段階で吉川の名前を挙げていたほどだ。その時は吉川が左脇腹痛で辞退したため、招聘はかなわなかったものの「今回はぜひ呼びたい」と指揮官自ら提案していた。
前回の辞退があっただけに吉川にも日の丸を背負う〝リベンジ〟の思いは人一倍強い。オランダとの国際試合でインパクトを残し、侍ジャパンの活躍を足がかりに2025年のレギュラーシーズンもチームをVに導く。そして来年3月のWBCでも侍の正二塁手として大暴れする――。壮大なジャンプアップの「野望」を吉川自身も、きっと自らの胸の内で思い描いているに違いない。












