【台湾・台北2日発】日本ハムの新庄剛志監督(53)が「台湾シリーズ」の大成功に満面の笑みだ。
この日までの2日間、チームは台北ドームで台湾のプロチームと交流試合を2試合行った。打線は計11得点を挙げ、投手陣も2戦連続で無失点。完璧な試合内容だっただけに、指揮官も「まあ(相手に強さを)印象づけたんじゃないですか」とニンマリ。シーズン開幕に向け、攻守ともに万全な調整ぶりだっただけに表情が緩むのも当然だろう。
ただ、新庄監督がご満悦だったのは台湾チームに連勝したからだけではない。今回の遠征を通じて台湾球界とより強固なパイプを築き上げられたことも影響しているようだ。
球団はここ10年で台湾人選手を積極的に獲得。日本球界を代表する形で台湾での「マーケット拡大」に努めてきた。だが、近年は巨人やソフトバンクなど日本の他球団も台湾球界に急接近。特に巨人は日本ハムよりひと足早く、昨年に「台湾遠征」を行って成功を収めた。そんな動きもあっただけに、新庄監督は「台湾と一番仲がいいのはファイターズ」と声高に叫び、現地で日本ハムの認知度や人気を高めようと躍起になっていた。それが自身のパフォーマンスなどを通じて実現できたのだから喜びもひとしおだ。
しかし、心残りもある。もう一つの目的だった「新たな有望選手発掘」だ。こちらに関しては「(打者は)やっぱり変化球を打つ技術を伸ばしたら面白い選手はたくさん出てくるんじゃないかと思う。投手に関しては…まだいないかな」と残念な結果に終わってしまったが…。
それでも今回の遠征でこれまで以上に台湾球界と友好関係を築いた功績は、間違いなく今後のチームに好影響をもたらすはずだ。












