若鯉のキャンプはまだまだ終わらない。広島は26日に沖縄で春季キャンプを打ち上げた。

 新井貴浩監督(48)が指揮官として迎えた3度目のキャンプで、過去2年と大きく異なったのは野手陣に課した打撃メニューの多さだった。秋山や菊池らの主力以外は徹底的にバットを振り込ませ、質よりも量をこなさせた。ただ、新井監督は「(従来の)2倍ぐらいかな。みんなできるじゃん」と涼しい表情。さらに「もっと増やしていこうかな」と、若鯉たちが聞いたら卒倒してしまいそうな予告まで放った。

 だが、あいにくジョークではなく本気だ。昨季はリーグ5位の415得点で4位に低迷。貧弱だった打線の強化は喫緊の課題で、オープン戦の期間中はもちろんシーズンに入っても振り込ませるという。

 朝山打撃コーチは「監督も『若い選手は公式戦中でも振らせていこう』と。調整よりも、振る体力づくりに主眼を置いています。マツダでは室内(練習場)も使える時間が長い。普通に打撃練習をするのではなく、振り込みという意味で『今日はロングティー1箱』とかはやる予定」と明かした。

 しかもホーム球場に限らず、ビジターでも同様だ。相手球団の球場と屋内施設が隣接していないケースもあるが、そこは工夫次第。「さすがに試合直前はできないですが、(自軍の)ブルペンの一角で。試合前のみんながアップをする時間なら、ブルペンで量を打てる。そういう選手は早く球場入りして。どこであっても年間通して今までと違う形でやっていこうということです」(朝山コーチ)と補足した。

 鯉将が発した「毎日キャンプ計画」は3月1日の楽天とのオープン戦(倉敷)からさっそく開始される予定。若鯉たちが本当の意味でキャンプの打ち上げを迎えるのは、シーズン最終戦後となりそうだ。