阪神の新4番・森下翔太外野手(24)が24日、沖縄・宜野座で行われたDeNAとの練習試合(9―2で阪神勝利)で決勝アーチを放った。前日の中日とのオープン戦に続き2戦連続の本塁打。「まだ、オープン戦なんで関係ない」とサラリと流すが、虎党としては春から期待が高まるというものだ。

 1点を追う6回だった。先頭の3番・佐藤輝の右前打で無死一塁。森下の第3打席はこの回から代わった左腕・庄司との対戦となった。初球の真ん中高め外寄りの直球を迷わず振り抜くと、打球は風にも乗り左中間スタンドに着弾。逆転の2ランでスタンドに詰めかけたファンを歓喜させた。

「ホームランだった打球も風で入りましたけど、アウトになってたとしてもいい内容だったと思います」。3年目、24歳とは思えない落ち着いたコメントに、今季の大躍進を予感させられる。実戦で2戦2発の躍動ぶりに藤川監督も開幕での「4番・森下」をより明確にイメージしたことだろう。

 この日の阪神は1番・近本から8番・梅野まで今季、予想されるベストオーダーで臨んだ。3番・佐藤輝、4番・森下、5番・大山と続くクリーンアップは迫力十分。「まだ1試合なんでなんとも言えないですけど、打線としてはつながっている試合だった」と自身が4番に入る打線がしっくりきている様子だった。
 
 今キャンプは腰の張りで別メニュー調整も経験した。23日の中日とのオープン戦で実戦復帰したばかりだが、不安のかけらも感じさせない。宜野座キャンプでの最後の試合で新4番が虎党に最高の景色を演出してみせた。