フィギュアスケート男子で北京五輪銀メダルの鍵山優真(オリエンタルバイオ・中京大)は、終盤のミスにも悲観なしだ。 20日に行われた全日本選手権初日(大阪・東和薬品ラクタブドーム)のショートプログラム(SP)では、92・05点で首位発進を決めた。

 冒頭の4回転サルコー、4回転―3回転の連続トーループを着氷。最後のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)で転倒し「4回転が2本しっかりと決まったからこそ、アクセルをもっと思いっきりやらなきゃいけないなと感じた」と反省点を口にしながらも「コーチの方々はそれ以外の部分がしっかりと加点のつくものだったと言ってくれた。そこは大きな収穫として明日も頑張りたい」と一定の評価を下した。

 直近ではグランプリ(GP)シリーズ第5戦フィンランド大会で優勝、GPファイナルでも銀メダルを獲得したが、不完全燃焼の演技が続いた。それでも「調子悪くても全部が調子悪いというわけではないので、いいところをしっかりと練習の中で考えて、ポジティブに捉えることを全日本までの期間で意識してきた」と前向きに調整。「今季は特に気持ちの弱いところが目立ってしまっているが、少しずつだけど強くなってきている」と自身の変化に言及した。

 父・正和コーチとの親子Vに注目が集まる21日のフリーは「たくさん4回転が入ってるので、しっかりと調整して、自分自身で全力で出し切ったと思えるような演技ができるように、しっかり100%で頑張りたい」と意欲十分。初の日本一へ、気を引き締めた。