最悪の事態はとりあえず回避した。巨人は12日の阪神戦(東京ドーム)を1―0の零封で逃げ切って3連勝。初回敵失で1点を奪うと、先発・山崎伊が7回途中無失点で8勝目をマークした。
前日に「不動の3番」エリエ・ヘルナンデス外野手(29)が中堅守備で左手首を骨折。そのショックを勝利で拭い去った。阿部監督も「彼が来て、ここまで浮上できたというのもあるしね。みんなそう思って、彼に敬意を表してのことだと思います」とベンチに飾られた「42」のユニホームにうなずいた。
この日の勝利はチームにとっても大きかった。実は球団は今月9日からオンラインストアで「神助っ人! エリー」グッズの受注を開始。9月には実店舗でも販売する予定になっている。
だがチーム内の一部からは「原前監督の2021年途中に〝わっしょい神輿〟をつくって大失速している。『触らぬ神に祟りなし』ではないけど、神様方面を扱う時は慎重になった方がいい」と「神」の文字を心配する声も出ていた。
巨人はリーグ3連覇を目指した21年に指揮官が唱えた「わっしょいベースボール」に応じる形で勝利後、ヒーローが神輿を担ぐパフォーマンスを行った。だが、9月に10連敗を喫するなど、まさかの大失速で3位に終わっている。
もちろんグッズと今回のヘルナンデスのケガに関連性はない。それでもこの日、阪神に惨敗していたら、ネガティブな声が増えていたところ。巨人がチーム一丸となってイヤなムードを振り払った。












