今季は守備でも「ここぞの男」だ。広島・小園海斗内野手(23)が6年目のシーズンを好発進させた。
開幕から全4試合で「3番・遊撃」でフル出場し、打率4割1分7厘。新井貴浩監督(47)が「ここぞの小園」と信頼を寄せるバットだけでなく、定位置確保を目指す遊撃でもチームの危機回避に精を出している。23歳の伸び盛りが「そこは意識しています」と心掛けるのが守備中の投手への声掛けだ。特に試合の流れが相手に傾きかけた瞬間は〝マスト〟だという。
実際にDeNAとの開幕3連戦では開幕投手の九里が同点3ランを被弾した直後、2戦目は黒原が頭部死球を与えた直後にもマウンドへ急行した。「ほんの少しの時間ではあるんですけど、自分が行くことで時間も取れる」(小園)。さらに、2日のヤクルト戦では2番手・島内が同点に追いつかれ、連続四球で二死満塁までピンチを広げるとマウンドに足を運んでひと呼吸つかせた。
どの場面も投手を孤立させず、悪い流れを断ち切ることが目的の行動だ。マウンドにいるのが先輩だったとしても、小園は「誰かに任せるっていうのはおかしいですし、やっぱり行く時は行かないと」とキッパリ。「そういうことが普通にできる遊撃手にならないと」と記録に表れない部分での貢献も自覚する。
一軍の内野守備を担当する三好匠コーチ(30)も「彼には『ショートで1年間、チームを引っ張っていくつもりで』という話はよくしています。守りでも周囲の信頼をもらえるようになれば、周りの見る目もさらに変わってくると思います」と期待を寄せる。
走攻守で抜群の存在感を発揮する背番号51が、赤ヘル軍団の新たなチームリーダーとなる日もそう遠くなさそうだ。












