静岡県の川勝平太知事が3日、記者会見を開いて、新規採用職員向けの訓示での発言について、「第一次産業、農業、酪農、水産業は大事にしてきた産業。そういう方たちを傷つけたなら心からお詫び申し上げます。申し訳ありませんでした」と謝罪。改めて6月議会での辞任を表明した。

 川勝氏は1日にあった新規採用職員向けの訓示で「県庁はシンクタンクだ。毎日毎日、野菜を売ったり、牛の世話をしたり、モノを作ったりとかと違い、基本的に皆さま方は頭脳、知性の高い方たち。それを磨く必要がある」と発言。批判が殺到し、2日に6月議会で辞任すると表明していた。

 辞職の理由は2つあると説明。1点目は失言だとし、「私のこの不十分な言葉遣いによって、人の心に傷をつけたということは大きい。ここは反省すべきだが、これが繰り返されているというのが理由だ」と話した。一方で発言は撤回しないという。

 もう一つはリニア問題に一定のメドがついたことを挙げた。「この段階でリニアの問題が一区切りというか、ちょっと立ち止まるしかない状態になった。従来とは違うことになった」と、JR東海がリニア中央新幹線の2027年開業を断念したことがあると説明した。