沖縄県名護市辺野古沖の転覆事故で死亡した同志社国際高校2年の武石知華さんの両親が、学校と船を運航していたヘリ基地反対協議会の関係者を刑事告訴したことを受け、30日に都内で記者会見を行った。
今年3月、辺野古沖でヘリ基地反対協議会が保有する小型船2隻が転覆。乗船していた研修旅行中の知華さんと船長の金井創さんが亡くなった。知華さんの両親は、同校の校長・学年主任・引率教員およびヘリ基地反対協議会の関係者計11人に対して、業務上過失致死傷罪等による告訴状を中城海上保安部に提出し、今月13日に受理された。
会見冒頭で父親は「知華は17歳でした。学校を信じて送り出した研修旅行で、私たちの知らないうちに抗議活動に使われてきた船に乗せられ、大波にのまれ、帰ってきませんでした。あの日から4か月。なぜ、あんなに元気で一生懸命に頑張っていた知華が命を失わなければならなかったのか。それについて考え続ける日々でした」と苦悩を語った。
文部科学省は学校の安全管理を「著しく不適切」と認定。父親は「それほど明らかな安全管理の欠如があるにも関わらず、誰も刑事責任に問われない。このまま時間が過ぎれば、亡くなった船長1人が被疑者死亡のまま送検され不起訴となる。誰一人、法廷で刑事責任を問われることなく終わってしまう可能性を感じました。私たちには、それは耐えられません」と告訴した理由を語った。
知華さんへの思いを問われた母親は「もっと生きたかったと思います。もう一度会うことができたら、ただ抱きしめてあげたい」と言葉を詰まらせた。












